アツカバ家は元々住友林業で注文住宅を建てる予定でした。
土地と間取りのプランも概ね作り終え、あとは契約書にサインするだけという契約一歩手前まで進んでいたのですが、実はこの話に納得できていない人がいたのです。

俺はこの土地だと嫌だ……。
それもそのはず、建築プランを作ってもらった土地は最寄り駅から徒歩で20分。車を持たない我が家にとって、通勤手段は自転車もしくは徒歩しかありません。
しかも、最寄駅までの道中はほとんど街灯がなく日が暮れると真っ暗な道……。それに加えて急な上り坂のオプション付きでした。
たしかに『毎日通勤するなら、ちょっと辛いかもしれないな…』とも感じていたので、夫の気持ちを尊重し、再度土地から探すことになったのです。
そして1ヶ月が経った頃、ようやく駅近の目ぼしい土地を見つけたのですが……。ここで思いっきり予算オーバー。
すでに5万の申込金と契約前の事前入金で50万円を支払った我が家にとって、苦渋の決断ではありましたが、住友林業との契約は断念し返金を求めることになりました。
>>先に実際にあった返金の流れについて知りたい方はこちら
住友林業を断念した簡単な経緯
アツカバ家は当初、積水ハウスのシャーウッド、住友林業で検討していました。
どちらもいわゆる『ハイクラス層』向けの住宅メーカーです。
注文住宅を検討し始めた当初は、夫婦共働きでお互い勤続年数も3年以上と、十分にペアローンを受けられる状態でした。つまりハイクラス層向けの住宅メーカーでも土地の価格さえ注意すれば満足のいく家づくりができるはずでした。
しかしながら、家づくりは中々進まず(というより希望の土地がまったく見つからず、先に進めない状態になってしまった)、その後に妻が派遣社員から正社員に転職をすることになったのですが、内定先の事情により入社日が半年後にずれたことで、派遣の契約期間終了、急な無職といった激動のライフイベントによって、ペアローンを受けられなくなってしまったのです。
結果的に、夫単独で土地+注文住宅のローンを組まなくてはならず、住宅ローンの借入金額に対して大幅に予算を超えてしまったのでした。
住友林業では事前に5万円の申込金が必要


住友林業では詳しい土地探しや設計計画を進めていく際は、申込金が5万円必要です。
この5万円にはさまざまな諸費用が含まれており、他ハウスメーカーにはない特徴でもあります。
なぜ5万円が必要なのか
住友林業で契約前に申込金5万円が必要となる理由は、契約後のギャップをできる限り少なくするためです。
というのも、この5万円を支払うことで、専属の営業担当と設計士が付き、プロの視点から土地探し・間取りの設計などを行っていくのです。
この5万円には建築予定地の地盤調査なども含まれており、契約前に土地の調査をしてもらえるのはメリットともいえますね。
その上で見積もりを出してくれるので、実際の建築にかかる金額と乖離が少ないのも特徴。
『契約後に改めて見積もりを出してもらったら追加で800万以上かかった…』というハウスメーカーもあるので、やはり実態にあった見積もりを契約前に出してもらえるのは安心感あります。
5万の申込金でやってくれたこと
我が家も住友林業で2回目の打ち合わせを行った際に5万円を支払いました。
我が家についてくれた担当はその営業所の店長と、かなり場数を踏んできた歴戦の営業マンです。
そしてその営業マンが信頼する設計士が担当として入ってくれたため、安心して打ち合わせを進めていけたのを覚えています。
- 土地探し(3地域)
- プラン設計(6回作成)
- 見積もり作成(6回作成)
- 現地調査(2地域)
- 現地住民への聞き込み
打ち合わせの回数は10回以上、これらのやってもらったことを考えても、5万円でも申し訳ないくらい対応していただけました。
これだけ何回もプランを作り、見積もりを作成してもらったので「5万も払って損した…」という気持ちは一切ありません。住友林業を第一ハウスメーカーとして考えている方にとっては、絶対に損しないので安心してくださいね。
住友林業と契約手前で5万円+手付金が返ってきた!


我が家は住友林業で契約一歩手前まで進んでいる状態で、すでに申込金の5万円は支払い、それに加えて家の手付金として100万が必要と担当営業マンに言われていました。
ただ100万のうち、50万は契約前に振り込み、残り50万は現金でという話を受けていたので、振り込みを先に完了し週末の契約日を待つだけの状態でした。
しかしここで、冒頭の話に戻ります。
夫が土地に納得できていなかったことにより、契約予定日前日に「明日の契約はできません」と爆弾を放り投げたのでした。
住友林業の担当者はもちろん大慌てです。
「理由は?」
「今ここであの土地契約しないとすぐに売れてしまいますよ?」
「あんなに安くて周囲の環境も良い土地は見つかりませんよ?」
何度も契約をするよう迫られましたが、夫の頑固っぷりは妻から見てもお墨付き。納得できない土地に数千万も出したくないと流されることなく要求を突っぱねました。
最終的にはより希望に合った条件のもとで再度土地探しからすることになったのですが、希望条件を満たすと当初予定していた土地価格より2〜3倍となってしまうところが多く、それに加えてハイクラス層向けの住友林業は建物コストも高いことも相まって予算を大幅に超えてしまったのでした。
希望の土地を探せば土地の価格が上がり、せっかくの住友林業の家が極狭住宅になってしまう…。夫は土地に重きを置き、妻は家に重きを置いていたため、家が極狭住宅になることは耐えられません。
また契約一歩手前から返金対応に至るまでのやり取りを通して、あんなに信頼していた担当者に対して不信感を持ってしまったことも契約に踏み切れない理由となりました。
そうして住友林業に契約できないと連絡を入れ、返金の流れとなったのです。
【証拠写真付き】住友林業で5万円+手付金の返金となった実際の流れ


契約できないと伝えてもすぐに返金となったわけではありません。
実際に契約できないと伝えてから、何度も直接打ち合わせが入りました。というのも担当者から「電話やメッセージなどで『契約できない』と言われても、こちら側が納得できない」と言われてしまったからです。
これまで約半年以上も打ち合わせを重ねてきたこともあり、確かにその対応ではあまりにも不誠実かと我が家も対面で契約不可の旨を伝えることにしました。
契約不可の旨を伝えてから、2回ほどさらに値引きするからといって新しい見積もりをいただきましたが、こちらの想定している予算までは下がっておらず、やはり難しいと伝えざるをえません。
最初に「契約できない」と担当者に伝えてから、1ヶ月半ほどでようやく契約不可を受け入れてくれましたが、その間我が家も別の意味でヒヤヒヤしていたのです。
その理由が、すでに支払っていた手付金の半分50万円が返金されるのか、一切担当者が教えてくれなかったため。
何度か「返金されますよね?」とそれとなく聞いても、「確認します」「すでに受理されているものなので…」と要領をえない返答。



契約書結んでないのに、返金されないの!?
と、もちろんパニックです。
『申込金5万円は返金されない』と他の方の体験談でもあったので、こちらは諦めていたのですが、まさか50万円まで返金されないなんてことがあったら…あまりにも辛いですよね。
住友林業を諦め、他社のハウスメーカーを見学している時もついつい愚痴をこぼしてしまうほどでした。
しかしここで我が家に救いが!なんと不動産経由で紹介を受けたハウスメーカーの担当者が元住友林業出身の方で、住友林業の内部事情にとても精通している方だったのです。
そのことについて相談したところ、「契約書を交わしていないのであれば絶対に返金されるはず」「あの土地(我が家が当初検討していた土地)なら土地の調査も入っていないと思うので申込金も返ってくるかも」と太鼓判を押してくれました。



それなら我々も弱気でいくわけにはいかない。



よし、次の打ち合わせは戦争だ。必ず(金を)勝ち取るぞ!
と2週間後に迫った打ち合わせに気合いを入れて臨みました。


そしてようやく返金の話を進めることができたのです。実際の返金作業はとてもスムーズで、返金希望の口座情報を紙に記載するだけ。
ただ時期的なものもあったのか、実際に口座に返金されるまでにはその打ち合わせから1ヶ月弱ほどかかりました。
それでも手付金50万円に加えて、申込金5万円まで返ってきたので本当にホッとしたことを覚えています。
- 契約書を交わしていなければ手付金は必ず返金される!
- 契約しないことを伝えても返金まで最低1ヶ月はかかる!
- 地盤調査の有無にもよるが申込金は返金されることもある!
(返金対象か、必ず担当者に確認すること)
住友林業で5万円払っても返金される場合がある


住友林業で5万円払っても返金される場合があります。
ただしこれについては購入希望の土地に対して地盤調査がされたかどうかがキーになるので、住友林業で契約をしない選択をした際は必ず担当者に確認するようにしてください。
住友林業以外でハウスメーカーの検討を始めたのなら、我が家のような運命の出会いを待つ以外に、自分から動くことも大切です。
住友林業で打ち合わせをしたことで、ある程度住宅ローンの借入金額や希望している間取りが見えてきたはず。
そこで全国のハウスメーカーから一括でプランの提案や見積もりを無料で作成してもらえる『タウンライフ』は絶対にあなたの参考になります。
希望の間取りや購入希望の土地情報などを入力後、プランを郵送でもらうため氏名と住所を入力すればそれだけでOK!
建築予定地近くのハウスメーカーを中心に一括で間取りと見積もりがもらえるだけでなく、タウンライフ経由で営業電話がかかってくることもありません。プランや見積もりを見た上で気になったメーカーにはこちらから連絡します。
ちなみにアツカバ家は17のハウスメーカーから間取りとプランを請求しました。ハウスメーカーによってこだわりだったり、遊び心のある設計を加えていて見ているだけで楽しかったです。
唯一のデメリットといえば、プランと見積もりが届いた3日後くらいにタウンライフから郵便物が届いたか確認の電話があったことでしょうか。
特に営業のようなことは言われませんでしたが、「電話も一切かかってきてほしくない!」という方は止めておいた方がいいかもしれませんね。